モスキート音は聞こえない。。。
2009/07/08
モスキート音は聞こえない。。。
東京の足立区の公園で、若者しか聞こえない高周波音である、いわゆる”モスキート音”をスピーカーから流して、深夜の公園でたむろし、いたずらをする若者を撃退しようという取り組みがなされてほぼひと月たったようです。
その効果としてはまだ一部いたずらは続いているようですが、若者にとっては確かに耳触りな音がしているのでその場からは離れたくなり、公園でたむろするのは減ったとの報告もあります。
その一方、「俺にも聞こえるのかな?」と自分の耳年齢を試しにくる”大人”の方が公園に訪れ、その多く方が”やっぱり聞こえない・・”と肩を落として帰ってくという珍現象まで起きているほうです。
若者の元気までか大人の方の元気までそいでしまうモスキート音恐るべしという感じですが、こう考えると音というのも環境を考えるうえでの重要な要因であることが再認識されます。
いい環境の例では表参道ヒルズの天井に指向性の高いスピーカーを配置し、映像などとシンクロさせて、快適な商環境をつくっているのが思いだされます。このようなサウンドスケープデザインがいい商環境やいい街並みはやはり価値が高いと考えられそうです。この種のテクノロジーがいい形で使われるといいですね。
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