ハザードマップも見ておきましょう。
2010/07/16
ハザードマップも見ておきましょう。
連日の大雨で九州地方を中心に大規模な災害が発生しているようです。幸いなことにここ名古屋では、電車の運転の接続が悪くなったり、大雨注意報がでていますが、大きな被害はでてないように思います。
ですが思い起こせば数年前、岡崎のほうで大きな被害があったゲリラ豪雨のときには、名古屋市内においてもいたるところで水があふれて、車が水しぶきを上げながら走り、それが波のようになって、流れてきたゴミが襲いかかってきたことがありました。
私の事務所のある東区は基本的には地勢が高いほうですが、それでも水が溜まって、店舗や住宅に侵入したり、車が立ち往生する光景がそこかしこで見られました。
このような自然現象を予測することは難しいですが、大雨が降ることによって都市の下水道の排水能力を超えてしまって浸水する”内水はんらん”や河川の堤防の決壊などによって浸水する”洪水(外水はんらん)”などについて、その発生の状態を予測したものにハザードマップがあります。
このハザートマップを見て、前回の大雨のときの近所周辺を思いだ出すと、その範囲はぴったりと一致するとまではいきませんが、ある程度浸水の可能性が高いと表示されているところに多く水がたまっていたような気がします。
土地を選定段階でこのようなハザートマップを見ながら行うことも一つの手ではありますが、実際には予算とかほかの要因とかで選ばなくてはならないことが多いと思います。
ただしこのような資料はもしもの時にどっち方面に逃げるとか、冠水しにくい道はどれなのかを把握するのに有益だと思いますので、こんなときこそ思いだして眺めておきたいものです。
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