ソーラーパネルとヘリポート
2011/07/04
ソーラーパネルとヘリポート
7月に入り、首都圏では本格的に節電モードになり、ここ愛知県でも自動車関係を中心に土日の出勤シフトになるなど普段とは違う夏が訪ずれつつあります。
不動産業界でも個人住宅を中心にソーラーパネルの設置の検討を行っているようであります。この間知人の方に、「25年間保証があるソーラーパネルを200万円かけて設置したら不動産の価値はどのくらいあがるのか?」という質問を頂いたのですが、まだ市場でソーラーパネルがある不動産と、ない不動産がどのくらいの差になって表れてるのか私自身もよくわからないので、あいまいな回答でしかすることができませんでした。今後勉強すべき課題であります。
さて、このように戸建住宅で着目されているソーラーパネルですが三洋ホームズさんが売主となり、現在覚王山に作られている「サンメゾン覚王山」はなんでも名古屋発の”専有部引込型太陽光発電システム”を備えているマンションのようです。
戸建住宅だとどうしても1戸が負担する金額も大きくなってしまいますので、共同住宅に設置して住民みんなで使えば設置コストの負担も軽くなるし、いいアイディアだとおもいます。
あれ?でも共同住宅ならば、高層の住宅だと屋上にヘリポートとかが必要では。。。
気になって調べてみると、緊急離着陸場等設置指導基準によると大まかにいって高さが31m以上の建築物にはヘリポート(Hのマーク)やヘリのホバリングスペース(Rのマーク)がやはり必要のようですが、前掲のマンションは高さの関係上その必要がないのようです。
都心で作られる高層マンションなどは階段よりもエレベーターによる移動が重要な手段であり電力確保が重要となるはずですが、法律を順守するとヘリポートの設置義務からソーラーパネルが設置できないというジレンマが生じてしまいますね-。
従って都市の高層共同住宅や高層ビルの上にソ-ラ―パネルがどんどん設置できることはすぐには実現できそうにもありませんが、いつかかならず”じゃあヘリポートとソーラーパネルを一緒にすればいいじゃん!”と、法的な問題とか強度や技術的な問題を解決してくれる方が現れてくれるのを期待したいと思います。
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