スマハにはスマソが必要
2011/12/27
スマハにはスマソが必要
今年、大流行した「スマフォ」に続けと、住宅業界では来年にむけて「スマハ」すなわち、太陽光発電や蓄電地技術を向上させた高性能な住宅の商品化に力を入れるようです。
ネーミングのセンスはともかく、生活スタイルの変化で住宅のあり方も変わってくるので電気自動車の利用や普及が進めばもしかしたら自動車は住宅設備の一部という取り扱いになっていくのでしょうか?
そうなると、従来は車庫として考えていたスペースは動く家財道具置き場となるわけで、今までは排気ガスを出していたから家の外においたり、屋内であっても住居スペースとは切り離していたのですがそうする必要もなくなり、むしろよりリビングに近いほうが便利になりますね-。
なんか最終的には部屋そのものが動いたり、パーソナルモービルに乗ったまま家の中も外も移動するような社会になりそうな気もします。。。
そんな技術の発展の普及において、よく障害になるのが、現在の自動車の法律上の定義や税金の問題、建物だったら建築基準法の車庫の扱いでありパーソナルモービルだったら道路交通法などの既存のルールをどう変えていいか判断しかねて、結局”現状維持”という”問題の先送り”が発生することです。
もちろん、めったやたらにルールや法律を変えるのはよくないですが、将来も鑑みて大胆な決断をしてくれないとなかなか普及が進ません。
どーも情報化社会になり、いつでもどこでも様々な情報が手に入れることができるようになった反面、しかるべき人がさっさと決断してしてくれないことでせっかく得た情報が陳腐化したり、技術や制度のバージョンアップが全然進まないようなことが、大げさにいえばこの年末に混乱を極めている政治の世界でも、またはもっと身近なことでも起きているような気がします。
「それを決めるのはあなた方です」なんて家政婦のミタさんは言ってましたが、しかるべき人も、そうではない私のような人間もそれぞれがスマートに判断し、運営していく”スマートソサエティ”をつくることが、来るべき年の新しい技術の普及や制度をとりいれるうえで大切なのかも知れませんね-。
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→ 参考記事 (PDF:683KB)
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