• 田井の目

年賀状からみるそれぞれのライフプラン

2012/01/10

年賀状からみるそれぞれのライフプラン

無事親せき回りなどの新年の行事も終えたこの週末は頂いた年賀状の整理を行っていました。

私もすっかり古い方の人間になったので年始のご挨拶としてはメールでなく年賀状を出し、そして頂くことを楽しみにしています。

文面を見ているとお子さんが小さいうちは家族でディズニーランドへ行った写真なんかが使われていますが、成長するにつれ、なかなか家族写真も撮る機会が減るのか干支の絵と名前だけになり、さらにお子さんが独立したりご結婚されることにより、夫婦だけの名前になったりとその家族構成の変化が伺えます。

さらに表書き、すなわち住所からでもこんなことが推定できます。

知人の方で長く戸建住宅にお住まいだったのですが今年の年賀状には「グローリオ蘆花公園」へ引っ越しをされた旨が書いてありました。

そのマンションは下記の新聞記事にあるようにセコムのグループ会社が分譲するマンションでそこの入居者は優先的に老人ホームの入居予約ができるサービスが付与されているようです。

その方がこのサービスに付加価値を認めて買われたのかどうかわかりませんが、年齢的には私より上ですし、そういえばお子さんは一人娘さんだったような。。。

あくまでも勝手な推測ですが、お嬢さんも結婚か独立でもされて部屋もあまっているし、いっそ管理が楽で、利便施設が近いマンションへ移ろうと決断し、さらにどうせなら老後のことも考えて、なんて思いがあったかもしれません。

またくもって新年早々、余計で勝手な推測ですがどうしても職業柄、”どこに住んでいる”ということに意味を求めてしまいます。

このように時の流れに伴い年賀状のデザインが変わったり住所が変わったりすることは当たり前といえば当たり前でありますが、なにかそれも一つのそれぞれの人生の一端を教えてくれるようであります。

とにもかくにも、今年も多くの方と巡り合えて去年よりもたくさんの年賀状が出せること、そして来年の今頃も頂いた年賀状の整理をしていることを願わずにはいられません。

【関連資料】
関連新聞記事 (PDF:68KB)

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