リニアへの期待と一抹の寂しさ
2012/09/15
リニアへの期待と一抹の寂しさ
名古屋市内で仕事をしていると、特に名古屋駅に近い地域の話の中で時々リニアの話題が出ます。
計画に対する住民説明会や開業の影響調査なども始まって、最も関心の高い事柄である、「駅がどこにできるか」は来年の秋には決定されるようです。
それに伴い名古屋駅周辺では新規のオフィスビルが供給され、2015年頃にはほとんどのビルが姿を現すことになりそうです。
今でも名古屋駅は栄に比べてとても賑やかで、感覚的には名古屋駅の平日が栄の休日の人出のようであります。そこでさらに新たなビルができて商業施設が増えれば、より集客力を増し名古屋駅界隈のさらなる発展性が期待できます。
ちょっと先が見えない経済状況の中で、街の様子を大きく変えるモノが出来るのは非常にわくわくさせてくれるニュースではあります。
しかし気になるのがその開業をめざしているのが2027年、つまり今からまだ15年も先の話しであることです。
東京や大阪はどんどん再開発が進んでいるのですが名古屋はここ数年これといった大規模なプロジェクトがなく、このリニアだけが「話しのネタ」になっているのでは。。。そう考えると少々の寂しさも感じます。
一人勝ちしていく名古屋駅に対抗すべく他の地区の事業にも奮起して頂きたいものです。
【関連資料】
→ 2012.9.8 日本経済新聞 (PDF:851KB)
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