”ボンボン”に集まるベンツやBMWの人々
2012/12/30
”ボンボン”に集まるベンツやBMWの人々
東区の高岳にボンボンという老舗のケーキ屋さんがあります。
このお店は店名のレタリングというかファントのデザインが相当クラッシックであり、建物も昭和テイスト満点であります。
そして主力商品のケーキも200円代が中心という、これまた今時めずらしくいぐらいお安い値段です。
そんなケーキ屋さんなので、主たるお客さんはご近所さんと思われるのですが、休日や今のシーズンになると数か所ある駐車場がいっぱいになるほど遠方より来ている方も多いようです。
そして停まっている車が、もちろん普通車もありますがなぜかみょーに社長さんが乗りそうなベンツやBMWなどの高級車が多いような気がします。
そしてこれら高級車のオーナーとおぼしき初老の紳士が、混雑する店内で我慢強くならんでケーキを買っていく姿をよく見かけます。
そんな高級車のオーナーならもっと高いケーキをいくらでも食べられるだろうし、それ以上に時間を節約するために、秘書とかお手伝いの人に買いにいかせられることもできそうなんですが。。
なぜ彼らは自ら足を運ぶのでしょうか?
規模の大小によって企業の経営者の悩みは違いますがおそらく共通に願っていることは自分の会社が多くの人から信頼を頂き長く存続し続けていけることだと思います。
そういう意味ではこのボンボンさんは全国展開してるような大手ではないですが、小さいけれどしっかりと確実な固定客を掴んでいるすばらしいお店であります。
私も経営者のはしくれとして見習うことが多く私のとってこのボンボンのケーキを頂くことはなんというか”老舗パワーのおすそわけ”を頂いているような気分になります。高級車に乗る方の発想は分かりませんが、もしかしたらそんなことを考えている人もいるかも知れません。
弊社も今年は念願の事務所移転が出来て、多くのご縁に恵まれました。まだまだボンボンのレベルに到底及びませんが少しずつ会社としての年輪を増やすことができています。
また来年も頑張りたいと思います。
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