リノベーションからリファインへ
2013/06/05
リノベーションからリファインへ
先日クローズアップ現代というテレビ番組を見ていたら”リファイン”という面白い言葉が出てきました。
中古住宅を購入し、古くなった設備などをとりかえるのが”リフォーム”で、さらに自分の好みにより間取りなども変更しデザイン性が高く、既存の住宅より資産価値の高くなるものを目指すのが”リノベーション”なんて違いは今ではすっかり定着したものとなりました。
しかし、内装を変えただけでは給排水設備や何よりも耐震性に対して不安があります。
そこで、建物の不必要な設備を削り自重を軽くして耐震性を高め、躯体はそのまま採用し発生する廃材を減らすことで環境への負荷を軽減しデザイン性の高い建築物に生まれ変われらせる方法があり、それをリファインというのだそうです。
このリファイン建築については青木茂さんという建築家が提唱しているようですが国内でも実績があるようです。事例の写真を見ると、前後で全然違うので建て直したよう見えますが、実際に新築したよりはかなりローコストで済んでいるようです。
あんまりこのような新語が独り歩きするとその内容が理解されないまま伝播してしまい懐疑的な見方をする人がいます。しかしこのような新しい取り組みは大いに歓迎したいので定義や内容の情報提供をしっかりして普及していってもらいたいものです。
【関連資料】
→ 参考資料(西松建設HPより) (PDF:407KB)
コラムの関連資料は、PDFファイルです。
PDF ファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader ® が必要です。
アドビ社のサイトより無料でダウンロード可能です。